みなみ、ため息4位発進…応援なしに「悲しいな」/アジア大会
仁川アジア大会第7日(25日、仁川ほか)ゴルフの男女がスタート。女子で今年4月の国内プロツアーに史上最年少の15歳で優勝した勝みなみ(16)=鹿児島高=は3アンダーの69で回り、2打差の4位発進となった。松原由美(15)=大院大高、岡山絵里(18)=大商大高=はともに73で、団体では5位スタート。
テーラーメイドアウトレットサッカー男子の日本は決勝トーナメント1回戦のパレスチナ戦に、FW鈴木武蔵(20)=新潟=の今大会5点目などで4-0と快勝。28日の準々決勝で韓国と当たる。トライアスロンは「サンスポ千葉マリンマラソン」優勝歴を持つ女子の上田藍(30)=シャクリー·グリーンタワー·稲毛インター=が初優勝するなど、男女とも日本勢が金銀を独占した。
18ホールを回り終えると、フーッとため息をついた。勝は前半を32で回ったが後半にやや失速。スコア自体には納得の表情を浮かべたが、内容は不満そうだった。
「前半はそんなに力も入らず、スムーズにスイングができたけど、後半それができずに悩んでしまった。日本を応援するギャラリーもいないし、ちょっと悲しいなと思いました」
インスタートの11番で最初のバーディー。16番のティーショット後には「おにぎりがなかったので」とパンでエネルギーをチャージし、18番でもピン奥2メートルのバーディーパットを沈めた。だが、折り返して迎えた5番から3連続ボギー。ボールを換えて臨んだ8番ではバーディーを決めたが、課題の残るラウンドとなった。
最近お気に入りの7人組女性アイドルグループ「フェアリーズ」の新曲を頭でリフレインしながら回ったが、「最初のボギーで焦ってしまい、後半は曲が途切れていました」と、気持ちがいっぱいいっぱいだったことを明かした。
タイトリスト ボーケイウェッジ SM5同組で回った李昭英(17)=韓国=は今年の南京ユース五輪金メダリストで、首位に1打差の68でフィニッシュ。「うまいなと思った」とプレッシャーを感じてもいた。
「3日間すべてアンダーパーで回れればいい。ピンを常に攻めるのが自分のプレースタイル。気持ちを強く持ちたい」
目指すのは2002年釜山大会の宮里藍以来の個人優勝と、首位のタイに7打差で5位発進した団体金を合わせた2冠。16歳の高校1年生は果敢に前へ進む。